不思議な体感をしたので、書き記しておく。
何か霊的なものが見えるとかそういうのではない。
今日、私は、わりとご機嫌だった。
駅のホームで変な人が怒鳴ってて、
それでも「びっくりしたぁ」ってスルーできるくらいには、ご機嫌だった。
なのに、ちょっとしたことで、いらついた。
たまたま電波が悪くて、一瞬だけiPhoneの画面が固まった、ほんのそれだけのこと。
それで、感情だけが、こう、ポコンと生まれて、空中に浮いた感じがした。
イメージとしては、狭い横道を急いで歩いていて、
広い道に出た時に、おっと、ってなる
あの止めようとしても、勢いがひょこっと出てしまう、慣性の法則。
あれが、感情にも作用するなんて、知らなかった。
それで、あぁ私、怒りたいんだ、って
そのポコンと生まれた感情を見つめている、なんとも不思議な気持ちだった。
ひとしきり発散したら、シュワシュワと消えていった「怒り」を眺めていて、
アンガーマネジメントって、怒りをうまくあしらうことだと思ってたけど
本当はこういうことなのかもしれない、って思った。
口にこそだしてなかったけど、
心の中では、正義をブンブン振り回してた頃があった。
「なんでこんな大事なこと忘れるの?」
「こんな簡単なこともできないなんて…!」
「なんにも考えてない!」
そんな戦闘モードの思いが、
もう次々と、とめどなくあふれてきて、止められない笑
あの時も、きっと、怒りたかったのだ。
怒りたいから、思いっきり怒れる事象を探し回ってたのだ。
出来事→怒り
じゃなくて
怒りたい→それっぽい出来事を探す
だったんだ。
もっとシンプルに、怒りは怒りとして、
わーとか、ぎゃーとか言って発散することで、やり切ってあげようと思った。
そんな夜。